「自信」の思わぬ効果 脳科学を知るとそれをコントロールできる ドーパミンとアドレナリン

当たり前のようですが、実は、この「自信」や「やる気」「幸福感」という目には見えない精神的な「気」は、実際に人を動かします。これまでなかったパワーを出す事ができ、アドレナリンとドーパミンが活性化し、その分、これまでできなかった事ができるようになります。しかも、それは、心身の美や健康にも直結します。また、セロトニンも知られる脳内物質の一つです

「努力をしなさい」「苦労した方が良い」などと、裏付けなく言われることも多いと思います。けれども、実は、この言われは、非常に理にかなっているのです。

講座を終えると、共通するコメントで、「自信です!」その言葉が多く寄せられます。

それは、簡単にこなせる講座ではないから、それを達成した時の達成感が「自信」となり、あらゆる挑戦へと繋がっているのでしょう。

目に見えない効果であるからこそ、表現や説明のしずらい価値ですが、簡単にまとめると、「自信」なのです。

「自信」や「やる気」「幸福感」という目には見えない精神的な「気」は、実際に人を動かします。これまでなかったパワーを出す事ができ、アドレナリンとドーパミンが活性化し、その分、これまでできなかった事ができるようになります。しかも、それは、心身の美や健康にも直結します。また、セロトニンも知られる脳内物質の一つですね。

実は、「やる気」「自信」などと言われるものには、パワーがある事には、化学的な根拠があるのです。それを理解すれば、上手に自己向上をし、自分の手に入れたい物を手に入れる事ができます。

  • ドーパミン:目標を達成したとき幸福感を与える
  • アドレナリン:目標を達成するためにやる気を出させる
  • セロトニン:精神を安定させて直感力を上げる

(こちらの記事は一般公開の研究論文などを参考にしています)

アドレナリンとは?

アドレナリンは交感神経が興奮状態になる時(臨戦体制や逃避状態などストレスがかかった時)、副腎髄質より分泌されるホルモン兼神経伝達物質で、血中に放出されると心拍数や血圧を上げ、瞳孔を開き、血糖値を上げます。

また心筋収縮力の上昇、心・肝・骨格筋の血管拡張、気管支の拡張など状況に対応した変化が起こります。スポーツ選手が活躍する時はまさにこの状態にあると言えます。

参考1 参考2

要するに、ものすごい興奮状態により放出され、それが結果、体内であらゆる効果を出し、それが、行動への効果につながると言う事です。ストレスに対して最善の方法を取ろうとします。

ドーパミンとは?

ドーパミンとは、幸福ホルモンとも呼ばれます。まだ達成していなくても、何かを得られると感じると発生するホルモンです。

アドレナリンが放出される前に出される脳内物質で、ドーパミンによって放出されたやる気をアドレナリンが補っていきます。

例えば、難しい試験に合格した時や、手に入れたいものが手に入った時など放出されます。

けれども、この経過が簡単であると、このドーパミンは放出されません。幸せホルモンは、経過が辛ければ辛い程に良いアドレナリンを出し、達成した時には、ドーパミンとともに幸福感と変わるのです。

また、幸福感だけではなく、感情や意欲、やる気にもなる脳内物質です。

意欲が上がり、集中力がアップし、ポジティブになるので、その結果、色々な事ができるようになります。

何か達成した時、その後、しばらく色々な事に挑戦できたり、どんどんこなす事ができませんか?それが効果なのです。

ドーパミンが増えない一時的な幸福感に要注意

「人は簡単に手に入ったものに貴重さを感じない」

これは、心理学というよりもむしろ、脳化学です。

早く幸福になりたいと思った時、人は、「楽して手軽に」と願うのでしょう。その代表的なものが、アルコールやショッピングです。講座でいうと、「お金払えばくれる資格」でしょう。

最近の研究では、ドーパミンは、何かの物事に対して深くそして努力して成果や報酬が出た際には脳内にドーパミンが放出されるということがわかっています。

一時的な欲望の解消は、その後に続かないので、あくまでも一時的な事である、という事ですね。

学びも同様で、すぐに簡単に成果をもらっても、対してありがたい気持ちにはならず、学びもすぐに忘れてしまうのは、学習にも必須のドーパミンがしっかりと放出されていないからなのです。

運動部だった人は、この理屈を理解しやすいのではないでしょうか?

ドーパミンを増やす方法

という事で、これらの脳内物質が良いという事がわかりました。けれども、一体どうすれば増えるのか、と言ったところが次の問題でしょう。

アドレナリンは、ドーパミンの放出により放出されますので、まずは、ドーパミンです。

毎日小さな目標を作る

小さな目標とは、「今日の目標」で良いのですが、それだけではなく、時間ごとの予定表を作り印刷し、こなしたものからチェックをします。

何故だか、この方法に効率の良さと気持ちよさを感じませんか?それは、そのチェックをしている時々で、ドーパミンが発生しているからです。

適度な運動をする

運動すると、脳細胞が活性化されて脳の老化を防ぎ、循環を良くします。お散歩やヨガやダンスなどは最高ですね。

創造的な趣味を持つ・新しい事に挑戦する

集中して、何かに夢中になると、ドーパミンが生成されます。趣味を持つと良い理由がここにあります。どんなことでも良いので、趣味を持ってみましょう。

新しい事を始めると、その「期待」からドーパミンが分泌されます。新しい事を始めようとするとワクワクしますね。それがその正体です。

そして、一生懸命取り組んでみましょう。

報酬を得れる日付にチェックを入れる

「これだけ頑張ったら、この日に何か手に入るかもしれない」という期待感も、ドーパミンを分泌します。

音楽を聴く

好きな音楽を聴くと、気持ち良くなりませんか?この方法も、ドーパミンをよく分泌しているからです。ICPAには、付属の文化アカデミーThe Elegance Academyが存在します。それは、社交ダンスという最高のダンスで、音楽を聴き、身体を動かし、異性の肌を触れる(人と関わる事で分泌されるセロトニン) という3つの要素が、この脳内物質を高め、また、社交ダンスには、思いやり、嗜み、立ち振る舞い、問い3つの学びもあり、更には、体が引き締まり美しくなり、姿勢がよくなり、健康を維持できる、3つの効果もあります。だからICPAで重宝しています。

食べ物

刺激のある食品をとるとドーパミンが分泌します。コーヒーやスパイスの効いた食べ物です。交感神経に直結する為、有効な食品です。ヨーグルト、バナナ、チョコレート、アーモンド、大豆、豚肉、牛肉なども有効です。

脳内物質の構造と効果を意識すると、自分で自分を育てられる

まだまだ、脳内物質を利用した、沢山の効能がありますが、今回は、上記の2つに絞りました。

人がよく言う、「趣味を持つと良い」「新しい事をすると良い」「運動をすると良い」には、こうした裏付けもあるのですね。

今日から、実践してみてください。

 

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