行動科学人間学根拠に基づいたICPAの国際プロトコール指導法が効果的な3つの観点

村田セシリア真理ICPA学院長

「こんなに自分の変化を体感できる講座は初めて!」と一流経営者も仰っていました。

この素晴らしいコメントには、ある秘密があります。ICPAでは、単なる国際マナーやプロトコールの形だけを指導しているのではなく、科学的根拠に基づいて、脳科学や心理学にも基づいた指導をすることで、確実に受講生へ効果を発揮して頂く構成になっています。

多くのプロトコール指導者は、それを知らずに、方法を指導しています。

けれども、それでは、一時期の自己満足で終わってしまい、確実に自分のものとはなかなかなりません。また、間違った認識「これが正しい、あの人が間違っている」という単純評論に繋がり、中身の浅いものとなってしまいます。

今回は、人、組織、文化の3つの観点で、科学的根拠に基づいた国際プロトコールとは、という事をお話をしていきます。

1:人の行動、思考、感情は科学的根拠に基づいて構造化されている

国際プロトコール・国際マナー・クロスカルチャーコミュニケーション・言語 など、ICPAが指導している全ての講座は、「人と人との関わり」を主としています。その「関わりを持ってどうするか」が目的となり、「それを達成する為には・・」が手段となります。

これらの学びは、究極の「人間学」であると言える、という事です。人は、脳によって動かされています。私たちが普段意識していない、感情、思考、行動が、全て、脳の判断で指示されて行われています。

そして、それらの行動や思考によって、その周りの人達の、思考や行動にも影響する、「脳が脳に影響する」状態を作るという事になります。ですから、まずは、自分の脳の仕組みを理解し、そこから、自分の感情や行動の傾向、思考の傾向を理解する事で、受講の目的を見出す事ができます。

例えば、人と会う目的が、以下の二つの場合、脳の使い方が異なります。

1:ビジネスミーティングで自分が上になる必要がある:心理学技術で相手よりも優位に立つ手法を使う
2:プライベートのデートで相手との距離を縮める必要がある:心理学的効果で相手により近い距離を感じさせる手法を使う

表情、立つ位置、握手の仕方、声、服装、ボディランゲージなどを、全く異なるものにする必要があります。

もしも、あなたが、何も考えずにこれらを行った場合、目的がぶれ、自分の行動がわからなくなり、混乱し、結果失敗に終わる可能性が大きくなります。その為、脳科学と心理学は、国際プロトコールを学ぶ上で、また別の学問にも必須となるのです。

2: プロトコールとはネットワーク形成に必須のマネジメントツール

現代では、「プロトコール」という言葉そのものに誤解が生じているようです。これは、国際共通のマナーでもなければ、高貴な人だけが身につけるものでもありません。人と人のネットワークをつなぐ為の、大切な、綱のような役割をするものであり、また、大きな組織同士が関わる際に使用される、公的なルールでもあります。

国際的には、プロトコールマネジメントは企業の研修にあたりまえに取り入れられていますが、プロトコールマネジメントができている企業とできていない企業では、結果に大きな差が出ている事がよくわかる理由です。

上記の項目で説明した、個々異なる、感情、思考、行動、能力、人生の目的を持った人が集まっている組織にとって、それらの人々に共通した目的意識を持たせる必要があります。 それらの人たちに、統一した目的を浸透させる為に、ルールを守らせるだけではなく、心理的操作を行う必要も出てきます。

研修開始

3:カルチャーマップで異文化コミュニケーションを円滑にする

国際プロトコール・異文化コミュニケーションには、まずは、カルチャーマップを理解する事が必須となります。自国・自分の文化と、他国・他人の文化の地図です。その地図上で、国から国へと移動する際に、必要となる、行動と思考が理解できるようになり、それに基づいて決められたルールの意図も理解できるようになります。

例えば、なぜ座席配置が存在するのか、なぜ目上の人がその位置にいるのかを考えてみると、そこには心理的な理由が隠されていることがわかります。 したがって、あらゆる状況で、優位に立つために自分が置かれるべき立場を知ることができ、また、他の人があなたを信頼するように促すために自分が置かれる立場を知ることができます。

基本的に、プロトコルの科学に基づく学習は、さまざまなシナリオで役立ちます。

行動科学と学習科学に基づいたICPAトレーニング

ICPAでは、知識・習慣化・実践の3つのステップをこなせるような指導法を行なっています。

最初のステップは行動科学です。 行動科学に基づいて、学習は習慣化によって達成されます。 しかし、人間は通常、習慣を変えることが苦手です。 ですから、知識を身につけても、行動を習慣化しない限り、学びを実践に移すことは難しいことがあらゆる研究で示されています。 ICPA はこれを強化します。 私たちは、既存の習慣を理解し、習慣を学び始めることが重要であると考えています.

具体的には、例えば、朝起きたらどこで何をするかを決めて、毎日その行動をとることです。 これは、「毎日、この場所で、この時間に、このことを考える」などの簡単なことから始めることができます。

そして、それは学習科学です。 これは、視覚と聴覚から知覚と理解への段階的な進行と、問題解決に関わるプロセスを理解することです。

学習の基本はインプットとアウトプットのバランスです。 入力量の1/3を出力する効果は、まさに「三歩進んで二歩下がる」。 これは、インプット量を絶えず増やさないと、アウトプットを生み出すことができないことを意味します。

最後に、明確な目的と目標も必要です。 ことわざにあるように、「目的のない知識は、訓練のない知識がないのと同じ」です。

「鍛錬なしには知識を欠く、知識なしには自信を欠く、自信なしには勝利を欠く」

ガイウスユリウスシーザー

この古代ローマの引用が単なることわざの例ではないことも科学的に示されています.

練習がなければ、知識がなければ自信がないのと同じであり、知識がなければ自信が持てず、その自信がなければ成功することさえできないということです。

それで、あなたは今何をするべきですか?

まず、独自の学習マップを作成する必要があります。

現在地点
目的地

それらを絵に描いてみてください。

そうやって最短距離で目標を達成したい方、達成方法を知りたい方、トレーニングのサポートを受けたい方、ICPAにお越しください。

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