大人には特にみられますが、日本の生徒は、言われたことしか答えない傾向にあります。
確かに、教えた事をそのまま聞いて、そのまま口から出てくる事は、しっかり聞いている証拠ですので、それは素晴らしい事ですが、では、「あなたはそれに対して本当にどう思いますか？」と聞くと、途端にパニックになってしまったりします。
それにしても、どちらもがっかりしてしまいます。
それは、国際的な場でも求められる事です。
学ぶことは、聞く事ではない
ちゃんと黙って聞いているのに、習った事を発しているのに、怒られるなんて。事になります。
学ぶという事をそもそも推理していては元も子もありません。
学ぶという事は、良い子に黙って、黙って先生の話を聞いて、そのままノートをとり、そのまま発言する、という事ではないのです。
授業は途中、ガイドラインを伝えるだけの仕事で、先生は、それを提案する人です。学ぶのは、自分自身でしかありません。
学びが自分次第である事は、複数名のクラスを見ていればよく分かります。
同じ先生に、同じ内容を、同じ時間帯に聞いているのに、一方はよく理解していて、一方は全く理解していない、始めた頃の知識は同じくらいだったのに、なぜか、そんなも異なるのだろうか？
違いは思考力にあり
見てる事が吸収できない人の特徴はこう言う特徴があります
- ノートの取り方を知らない
- 聞いた事を書けない＝自分で言語化できない
- 簡単な「答え」だけ集中し、その理由を考えない
- 自ら発見する為の疑問を持たない
- 先生が、自分の発見もやってくれると信じている
- 講座を受ける事で、勝手に賢くなると思っている
- 理解できないのは、講師が悪いと思っているし、講師は自分の気持ちが分かって当然だから質問もしない
発見しようという気持ちがないので、どれだけ素晴らしいものを聴いても、右から左です。
学びを自分の中に吸収できる人には、こんな特徴があります
- メモの取り方を知っている
- 聞いた事を自分の言葉で解説できる
- 答えに疑問を持ち、膨らませようとする
- 自ら発見しようと、様々な視点から物事を考える
- 自分自身で学びの質が変わることを知っている
- が選んで受けている講座を無駄にしないように全力を尽くす
- 理解できない事を追求し、自ら発見する
学びとは、発見する事であり、「自分」を見つけられる
学ぶというのは、机に向かって、何か情報を受け取る事ではありません。
学ぶという事は、「発見する」という事であり、直接向いていくものであり、それを、講師から学んだ事や自分の考えや疑問を元に、「向いていく」事が、学びです。
その先に、発見に出会えれば、大きな感動となり、自分自身に深く身についていくものとなるのです。
学ぶとは、発見し、感動する事である
