ICPAコラム

イギリス英語とアメリカ英語の独自の違い

英語学習者が「イギリス英語」と「アメリカ英語」のどちらを学ぶべきかを考える理由は、両者が似ていながらも、文化・歴史・エチケットにおいて異なる点が多いためです。

英語学習者が「イギリス英語」と「アメリカ英語」のどちらを学ぶべきかを考える理由は、両者が似ていながらも、文化・歴史・エチケットにおいて異なる点が多いためです。

なぜ英語と言語を話す人々はこんなにも異なるのか?

このテーマについて書こうと思った理由は単純で、私はカナダからイギリスに移住した経験があるからです。当時、カナダ英語は話せて理解もしていましたが、ロンドンに到着してから現地の人々の言葉がなかなか聞き取れず、かなり苦労しました。イギリス英語のアクセントはカナダのものに比べて把握するのが難しかったのです。とはいえ、ロンドンで過ごすうちに、南部イングランドのアクセントを真似る練習を重ねました——残念ながら、日本に帰国してからは続けられませんでしたが。

アメリカ英語の「直接的」な表現

アメリカでは、ビジネス志向の人が大多数を占めます。そしてその姿勢は日常会話のいたるところに反映されています。話題の核心にすぐ切り込む姿勢は、率直でシンプルな言葉づかいや表情に表れ、手振りを交えて詳細に説明するのが一般的です。スピードが重視され、ストレートな物言いが重要視される文化です。

都市部では効率性と生産性が重視されており、彼らは皆、それぞれが小さな資本家であり、200年以上も経済を刷新し続けてきた点は非常に賢明だと言えます。とはいえ、平均的なアメリカ人の労働時間は日本人よりも長い傾向があります。アメリカ文化の根幹をなす信条は「お金と個人的経験が力である」と言えるでしょう。これは、比較的短い独立の歴史の中で急速に生まれた現象です。 

イギリス英語は「文化重視」の社会を示す

文化重視の人間として、私が魅力を感じるのはイギリス英語です。イギリス文化はアメリカ文化よりも日本文化との親和性が高く、その言語のあらゆる側面に文化が深く根付いています。長く、豊かで伝統的な歴史に形作られてきたイギリス文化の根底には「知識と背景こそが力である」という価値観が存在します。

イギリス人は文化志向の傾向が強く、皮肉や風刺を交えた“tongue-in-cheek”のユーモアを好み、パンチラインを最後まで引っ張る傾向があります。また、副詞や形容詞を多用し、より創造的かつ丁寧な表現を行います。

彼らの言語は特にフランスをはじめとするヨーロッパ文化の影響を受けています。たとえば、「loo(お手洗い)」という単語は、フランス語の「waterloo(ウォーターがある場所)」に由来しています。フランス語の「la toilette(トイレ)」と同様に、イギリス人の中にも「toilet」と言う人はいますが、より上品な言い回しとして “loo” を使う人も多いのです。他にも、「bathroom」「powder-room」「ladies-room」「mens-room」「the gents」など様々な表現があります。

言語とともに文化を学ぶことの重要性

こうした理由から、私は日本人の英語学習者に対し、「まず文化を学ぶこと」を常に勧めています。

私たち非ネイティブスピーカーは、どの英語のバリエーションを話すか選ぶことができます。だからこそ、その違いを理解することは大きな利点になります。また、学ぶ英語のバリエーションを明確に定め、少なくとも数年間はそのスタイルに集中することを勧めます。さもないと、細かい違いに混乱してしまう恐れがあります。

もし、イギリス文化に親しみを感じ、言語的にも心地よく思えるなら、より間接的で洗練された英語を話す「イギリス英語」を選ぶとよいでしょう。一方で、アメリカに親近感を覚え、そちらの表現が合うと感じるなら、ストレートな表現を学ぶ「アメリカ英語」が適しています。

イギリス英語は、アメリカ英語よりもさらに多様性があります。というのも、イギリス国内には複数の社会階級があり、かつ50マイルごとに異なるアクセントが存在します。たとえば、マルチカルチュラル・ロンドン英語、エスチュアリー英語、西部地方のアクセント、ジョーディー、ミッドランド地方の英語などがあります。

まとめ:英語文化の学習を通じて
このような英語文化の学びを通じて、英語スキルは急速に向上します。上記の内容に触れながら、ぜひご自身に合った英語のスタイルと文化を見つけてください。

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