最近では、カラー診断、パーソナルカラーなどが行っていますが、あちらは、あくまでも、一時的な診断であります。
自分に合う色、というよりも、むしろ、「その色の与える効果」を意識した方が、良い結果に出会えるでしょう。
国際マナーとは、その内容は深く、自分の他者へ与える印象や、その効果も学びながら、自分磨きへと役立てます。
項目の中に、着こなしやイメージがありますが、ここで大切な事は、似合うことは勿論、色が与える効果を知っておく事でもあります。
たくさんある色の心理学の中から、今回は、赤、青、黄色に絞ります。
心理的効果
色には思わぬ心理的効果が関わります。
当校のカラーは、紫よりの青です。
青は、信頼、誠実、堅実を表し、落ち着いた色です。
当校が受けたい印象は
- 信頼感がある
- 真面目な学びである
- 落ち着いた印象がある
- エレガントであること
- 高貴である
- 威厳がある
ですので、この色に指定されています。
当校の専属提携の協会、「国際プロトコール認定協会」、黒に近いネイビーです。
ネイビー、紫より青とは異なり、より硬い印象を与えます。
この協会の印象は
ですから、この色に指定されています。
当校の付属文化アカデミー、社交ダンスの「エレガンス・アカデミー」、赤寄りのロイヤルパープルです。
高貴な紫は、高貴なエレガンスを表し、赤に寄ると、遊び心が出ます。その付属のソーシャルクラブは、孔雀のモチーフとともにロイヤルパープルです。
これらのイメージ作戦は大成功し、それを求める人が、それぞれの場所にやってきます。
それでは、もっと細かく、色の効果を見ていきましょう。
色が与える心理的効果
赤

赤は、激しい気持ちを表します。
警告・危険:人の目を即座にひく色です、サイレンや警告標識、信号機などが赤である理由です。
興奮とエネルギー:赤は刺激的な色で「興奮」にも関連します。
侵略・攻撃:赤は、怒りの概念もあり、血の色なので、攻撃や侵略の印象を付けます。
勝利と支配:赤を身につけ、勝利をする確率が上がります。
情熱・欲望・愛:女性は赤を身につけると、「セクシー」に見えます。
青

青は、穏やかで自然な安心感と共に、冷たさも表します。
青い色は、生産性を上げるので、ビジネス状況でよく使用されます。
最も食欲をそそる、脈拍や体温を下げたりという効果もあります。
誠実:海や水、空、眠りなど、青の効果は「誠実」を表します。
穏やか:緊張を時、リラックスさせます。
青深いのは強烈:しかし、青が深くなると強烈さを表し、水が海が怒るように、猛烈なエレルギーを発散し、強さと感情を表します。
強い落ち着き:反射的な青い空のような印象です。
ロイヤルブルーなどの強い青を、テレビ画面などで着る事は、注目され、お勧めです。
黄色

黄色は、よく目を引くので、明るく強い感情を表します。
また、欲求不満や怒りの感情を引き起こす場合があります。
陽気で暖かい印象でもあります。
元気の色:黄色は高いエネルギーの色です、目を引くので、商品開発で使われたりします、新鮮で、強烈で、圧倒的という印象と、少々生意気で、力強い印象も受ける事があります。
攻撃的:使い方により、黄色のエネルギーが攻撃的に変わる事があります。
複雑:良い影響と悪い影響がある複雑な色です。
明るさ、光、活力、エネルギー、楽観主義、輝きへの意欲:ひまわりのような効果があります。
身につける色によって自分自身と相手の心理をコントロールする
このように、色には、沢山の効果があります。
自分自身の感情や気分だけではなく、相手の心を変える効果があります。
似合わないが、時と場合によって変わるのも、単に視覚だけの問題ではない事がわかるでしょう。
また、一つの色にも、無数の色が隠れているので、たとえば、オレンジ寄りの赤なのか、青寄りの赤(紫なのか、印象が異なったり、生地によって発色が異なる事を考慮する必要が出てきます。
ICPAの国際教養・マナープログラムでは、このような心理学に基づいた学習ができるので、理論的に振る舞う事ができるのですね。
コメントを投稿するにはログインが必要です。