ICPAはもともと、「グローバル人材育成事業」を通じて国際化に貢献することを目的に創設されましたが、年々発展を遂げ、現在では世界と日本をつなぐ架け橋としての役割をさらに強化すべく、グローバル企業研修・首都圏グローバル市場・講師育成に特化した取り組みを進めています。
本記事では、ICPAの2022年および2023年の活動をご紹介いたします。
設立の経緯
ICPAは2018年、「グローバル人材育成事業」として設立されました。
当初は企業向け研修を主軸としながら、個別コースを中心に講師養成を目指す多様な講座を開講していました。
2019年には、英国において「国際エチケットと異文化コミュニケーションのスペシャリスト」としての資格認定を取得し、4つのコースカテゴリを基盤とした一般向けのコース提供を開始。
2020年のコロナ禍では、オンライン化と受講生への寄り添いを強化する方針のもと、世界的なパートナーとの関係構築と講座品質の向上に尽力しました。特に、英国王室関係者が創設したThe English Mannerとの提携によって、講座の質が飛躍的に向上しました。
日本国内唯一の国際認証校
2021年には、VIPプロトコールの国際団体であるLeading Etiquette and Protocol Schools of The World(LEPSW)から、日本で唯一の正式認定校として認められました。これにより、世界5カ国の代表校と連携した強固なネットワークを構築し、常に最新の国際情報にアクセスできる体制を整えました。現在は英国企業のプロジェクトにも関与しています。
LEPSWには、王室の結婚式や国賓晩餐会の運営を手がける専門家も所属しており、通常では得られない貴重な知見が共有されています。
大使館職員・公務員研修における国際プロトコールの提供
国際プロトコールの専門教育機関として、特に支援できる対象は企業および大使館です。
外交儀礼のルールであるプロトコールは、大使館にとって不可欠であることは言うまでもありませんが、グローバルに展開する企業の経営層にとっても同様に必要不可欠です。
ICPAでは、社員教育・国際プロトコール・異文化理解理論(Cross-Cultural Understanding)を柱とした包括的なプログラムを提供しています。
グローバルチームを擁する企業では、文化の違いがトラブルの原因になることも多く、特にマネジメント層以上の社員に必須の学びとされています。
文化の違いだけでなく、「感情」や「常識」の差異も、対応の仕方に大きく影響します。
ICPAのビジネス異文化プログラムでは、国際ビジネスエチケット・国際ビジネスプロトコール・異文化理論(Cross-Cultural Understanding)を総合的に学ぶことができます。
グローバル企業や経営層に国際プロトコールが必要な理由
外国籍人材および外資系企業向け研修
2022年後半より、ICPAはグローバル市場へ本格展開を開始し、これまでの「日本型プロトコール教育」をさらに強化しています。
提供するプログラムは以下の3カテゴリです:
・日本の礼儀作法
・日本のビジネスエチケット
・異文化理解・日本型プロトコール
また、要望に応じてカスタムメイド型の特別講座も実施しています。
オンライン指導も可能ですが、実際に日本へ来日して受講する形式が最も効果的で人気です。
近年、日本の国際的な存在感は急速に高まっています。特に2020年の「即位礼正殿の儀」は全国中継され、1500年以上続く伝統文化や、天皇皇后両陛下による国際親善の姿が世界に強い印象を与えました。その後の東京五輪も後押しとなりました。
これにより、長らく「謎に包まれた島国」とされてきた日本の価値に魅了される人々が増え、日本企業とビジネスを希望する企業も増加しています。
ICPAでは、外交的視点から内向的な日本文化を発信することを重視しており、海外経験豊富なバイリンガル講師が、非日本人にもわかりやすく指導しています。
今後は、特別講座だけでなく、外国人向け文化体験ツアーの開催も予定しています。
専門家育成にも注力
ICPAでは、専門家の育成にも力を入れています。
・日本人に国際スキルを日本語で教える講師
・外国人に日本文化や礼儀作法を英語で教える講師
この両面での教育を実現しており、認定されたスペシャリストは世界中で指導が可能です。
スペシャリスト・ライセンスは、コンサルティング・コーチング両方に活用できる完全ドキュメント付きの信頼性ある資格で、キャリアに活かすことができます。
アジアで唯一・最高水準のプロトコールスクール
これほど包括的なアプローチを実現しているスクールは、アジアではICPAだけです。アジア随一のプロトコールスクールとして、世界の国際化に貢献し、日本の美を世界に発信し続けてまいります。