マナーやプロトコールを学ぶ事には、歴史や哲学の知識や理解が必要であるという事を、理解している人は、まだまだ日本国内では少ないものです。
しかしながら、Etiquette (マナー)Protocol (プロトコール)は、人間が社会を作り出してきたエジプト時代から存在し、形を変えながら、今日に受け継がれています。
これからは、単なる「礼儀作法」ではなく、「人間として生きる為の必須の教養」であり、学問であり、哲学の教養が必要となります。
その為、ICPAでは、これらの学びは、歴史から行い、精神性を深めていきます。
マナーの学びの誤解
マナーといえば、「お食事の仕方」であったり、「手紙の書き方」であったり、「〇〇の仕方」と学ぶ印象があり、日本では特に、特には女性へ向けての「習い事」の一環であり、社会生活には必要のないもの、と軽視されがちでしょう。
もしくは、単なる自己啓発であったり、自分磨き、というものであり、仕事以下の重要性だと、考える人が殆どであることは、本当に残念であり、これは、誤った認識で、誤った精神であるという事を伝えています。
当然にも、そこから得るものは多いですが、あくまでも、「必須ではない振る舞いである」という認識がどこかにあるものでしょう。
ビジネスでも私生活でも人生における全てのヒント
エジプト時代からギリシャ時代にかけて特には、ギリシャの哲学からの学びは、まさに、現代のビジネス、外交、そして、個人的な社会スキルに直結をしています。
人は、これまでもこれからも、「マナー」と言ったもので、礼儀や思いやりを表現し、他者を尊重しながらお互いに社会生活を送っていきます。
自分の事を「強い」「自分は大丈夫」と考えていても、余裕がなくなった時、人は自分を見失います。もしくは、自分が欲しいものを手に入れた時にも自分を見失います。忙しい時には、大切な事を忘れてしまいます。
その「一瞬」の気の緩みが、一生の信頼を失うと言うことに、簡単に繋がるのです。
ビジネス・外交・私生活は「人」で決まる
お金や地位や名誉では、これらは上手くいきません。人は人である以上、「人」で人生が決まります。
お金では買えない価値、すなわち、「時間」「体験」「知識」「信頼」「命」これらこそが、人生のコアな部分を部分を決めていき、「誰とどう関わったか」で得るものが変わります。
ビジネスは「人」です。「外交」は国のビジネスですので、「人」です。毎日の生活は「人」です。
その根本を学び、哲学的に理解をし、歴史から学んでいくと、「人」と「自分」がよく理解できるようになります。それが、深い精神性に繋がり、深い知識と人間性を育てていくのです。
リベラルアーツがなぜ重要視されているか
欧米で研究が進んでいる、リベラルアーツがどうして、重要視されているのか、それは、その学問を得ることによる、人間性の向上から、あらゆるスキルが養われる事が分かっているからです。
ビジネスでも外交でも必須のスキル、その学びであります。