異文化理解理論カルチャーマップ 日本人がクロスカルチャーコミュニケーションをとる方法

グローバル社会において、ますます多様化も進み、個人のみならず、文化の違いを理解する事が強く求められるようになりました。日本社会の常識が、世界で通用しない、という体験をされてきた方は多いのではないでしょうか?しかし、その「世界」とは何を指すのでしょう?

グローバル社会において、ますます多様化も進み、個人のみならず、文化の違いを理解する事が強く求められるようになりました。

日本社会の常識が、世界で通用しない、という体験をされてきた方は多いのではないでしょうか?しかし、その「世界」とは何を指すのでしょう?

今回は、国際認定のクロスカルチャースペシャリストの観点より、異文化理解理論とはなにか、カルチャーマップと、日本人が英語やグローバルコミュニケーションが苦手な理由はここにあり、それを克服するにはどうするべきかをご紹介します。

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異文化理解理論 クロスカルチャーとは?

グローバル化が進む現代の世界では、あらゆる方面で、異文化理論の研究がなされてきました。

日本だけで見ると、日本文化は、多くの国と比べると、非常に独特である事がわかります。ですので、私自身、文化の話をする時に、「日本と大陸」というざっくりとした表現を使う事もありました。その理由の一つには、日本が、グローバル社会での代表ともなる、世界の経済大国の一国である事もありました。

しかし、実際には、国の数以上に文化が存在します。

それぞれの文化には、考え方や常識の違いがあり、さまざまな場面において、独自の方針があります。実は、この方針には傾向があり、歴史や地形が大きく関わってきていることも分かります。

その傾向を理論づけたものが、異文化理論という事になります。

ハイコンテクストカルチャーとローコンテクストカルチャー

Context とは、「背景」と言う意味です。文化論の中での、コンテクストは、背景、いわゆる「歴史」に則っています。

歴史の深い国=ハイコンテクスト 歴史の浅い国=ローコンテクスト

と言う大まかな枠組みが組まれます。

日本や中国などは、歴史が長く、独自の文化を何千年、何万年もの間に築き上げてきました。その為、独自の暗黙の了解文化が多く存在し、「言葉にせずともわかっている」というコミュニケーション方法が存在します。

また、文化背景の近い、日本、中国、韓国などの国は、比較的、その「メッセージ」が似ている傾向にあり、海外に住んでみると、これらの国がコミュニティを作る事がよくあり、それがよく分かります。

一方、アメリカやオーストラリアなど、新しい国では、「言葉を交わさなければ通じない文化」である為、ローコンテクストカルチャーとなり、また、歴史の長いヨーロッパでも、イタリアやスペインはハイコンテクスト、スイスやドイツなどはローコンテキストと、歴史背景で部類分けができる事がわかります。

カルチャーマップ

上記の画像だと、大まかなエリアごとのコンテキストレベルを示していますが、実は、それぞれのカテゴリーの中でもハイコンテクストとローコンテクストに分かれます。

それえでは、その「傾向」がわかったら、今度は、どのように接していかなくてはならないのでしょう?

それぞれが自国の常識でコミュニケーションをとれば、問題しか起こらない事は、目に見えて分かります。

パリのINSEAD Business Schoolの教授、エリン・メイヤー教授は、「カルチャーマップ」を開発し、それぞれの文化にどのような細かな特徴があり、どう接していく事が求められるかを論しています。

大切なのは、日本の傾向を自覚し、相手国の傾向を理解し、バランスをとってコミュニケーションをとる事なのです。

新しい文化であるグローバル社会ではどちらを用いるべきか

グローバル社会は、歴史が最も浅い文化です。

その為、究極のローテクスト文化であると言えます。その他、ローテクスト文化の常識で考え、行動する必要性があります。

日本や中国のように、自国の暗黙のルール常識が根付いている文化では、「言わなくとも、相手は同じ事を考えるはず」と言う考えでコミュニケーションを取ります。

その為、すれ違いが生じた時、相手に不信感を抱きやすくなります。

グローバル社会とは、新しいコミュニティとも言えます。多くの文化が入り混じる、いわゆる、アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパの様なコミュニティです。

その為、最もハイテクストカルチャーとも言え、「言語」を持っての、分かりやすいコミュニケーションが必要となります。

日本人が英語やグローバルコミュニケーションが苦手な理由はここにあり

世界でも、最もハイコンテクストカルチャーに当たる日本ですが、まず、その歴史は非常に長く、10万年とも言われています。

大陸では、言語を使った文明が発達し、社会統制や国の行き来も行われていた頃、食べ物や自然にも恵まれた日本は、縄文時代で、言語なしで、狩りをし、隣人とそれを仲良く分け合い、言語を要さず、ボディランゲージや空気感でコミュニケーションを取ってきました。

これが、現代でも言われる「空気を読む」です。

日本人のDNAは非常に濃く根付いており、変えることは簡単なことではない事も分かります。

深い文化背景がある中、全く真逆である、ハイコンテクストカルチャーのコミュニケーションの習慣を取り入れる事は容易ではありません。

更には、世界の共通語が、日本語とは文化が反する、英語である事も同時に起きています。

多くの日本人は、この問題は、英語に問題があると考え、英語のみを学ぶのですが、実際には、英語ができても意見を言えない、考えを持てない、つい深読みしてしまう、などの癖は、言語とは別、文化の理解の問題にあります。

実は、ローコンテクスト文化の人が、ハイコンテクスト文化を実践する事は、逆よりも簡単に行う事ができます。

日本人が英語以外に学ぶべきこと

まずは、ハイコンテクストカルチャーのコミュニケーションを理解する事です。

しかし、日本人としての良さは失いたくないでしょうから、多くの人は、ストレートな表現は、できるだけ避けたいと考えるでしょう。そこで役に立つのが、イギリスの文化などです。ハイコンテクストでありながら、その中でも曖昧な表現を好むので、日本人に馴染みがありますが、ハイコンテクストとしてのコミュニケーションとしては充分な度合いです。

日本は、アメリカを真似ようとしますが、文化背景も言語文化も異なるアメリカには、日本人は馴染めない事はむしろ当たり前とも言えます。

日本人らしさを保ちつつ、グローバルコミュニケーションを上手にとる為のスキルを取得する事が最も大切と言えます。

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