<韓国・中国・日本の箸(はし)の違い>
日本 | 中国 | 韓国 | |
箸(はし)の材質 | 木製、プラスチック製 | 象牙・木・竹製が多い | 金属製 上流階級では銀製 一般にはステンレス製 |
箸(はし)の形 | 先が細くとがっていて骨のある魚も食べやすい | 寸胴型(ずんどうがた)で長い、 先端が丸くとがってない | 小型で細く短い平たい断面 |
男女差 | 夫婦箸(めおとばし)・夫婦茶碗があり女物がひとまわり小さい | 男女の区別はない | 男女の区別はない |
個人所有 | 箸(はし)、箸(はし)箱、茶碗など個人所有 | ない、家族みんな共有 | ない、家族みんな共有 |
子ども用の箸(はし) | ある、成長にあわせて 長さを変える しつけ箸(ばし)などを 使う場合もある | ない、小さい時から 大人と同じ箸(はし)を使う | ない、小さい時から 大人と同じ箸(はし)を使う |
箸(はし)の置き方 | 横に並べる | 縦に並べる | 縦に並べる |
マナー | 汁物の時、器を手に持ち音をたてて飲む | 汁物の時、器を持たずスプーン (レンゲ)を使い静かに 流し込む | 食器は日本のものより重たく日本のように手で持たない。 汁物の時、スプーンを使い食べる |
<日本・中国・韓国の箸食(はししょく)文化・マナーの比較>
箸(はし)の特徴 | 代表料理 | 食事方法 | |
日本料理 | ・木や竹の割り箸 ・片口箸(かたくちばし) 両口箸(りょうくちばし)・塗り箸 ・菜箸(さいばし)、取り箸(ばし) | 刺身、天ぷら、すし すき焼き、鍋物、麺類、汁物 | ・すべて箸を使う ・汁類はすべて器を持って口をつけて飲む ・料理は取り箸(ばし)でとり、直箸(じかばし)はタブー |
中国料理 | ・木、竹、骨など ・形は寸胴型(ずんどうがた)で長い ・取り箸(ばし)兼用 | 麺類、汁類、餃子 炒飯、炒め物 揚げ物 | ・箸(はし)と匙(スプーン)がセット ・ご飯や汁類は匙(スプーン) ・取り箸(ばし)がなくすべてが直箸(じかばし) |
韓国料理 | ・銀、ステンレス 形は寸胴(ずんどう) ・長さは日本と同じ位 取り箸(ばし)兼用 | キムチ、ナムル、焼き肉 汁類、揚げ物 | ・箸(はし)と匙(スプーン)がセット ・ご飯は匙(スプーン)、菜類は箸(はし) ・取り箸(ばし)はなくすべてが直箸(じかばし) |